■ Live 1997/10/28 at Paradise(Boston)

私のお気に入りのMergeレーベルを経営するSuperchunkのライブに行ってきました。実は9月に発売された新譜がほぼはじめて聴くSuperchunkだったんですが、結構ポップかつLo-Fiな感じなのかなってのが第一印象でした。

さて、この日の前座は
Beatnik Filmstars。名前も全然聞いたことないバンドでした。たぶん同じMERGEレーベルで一緒にツアー回ってるのかな?音はちょっとへなちょこなギターバンドという感じでしょうか。パワーポップということはないけど結構ポップな印象を受けました。でも、ときどきジャズっぽいリズムの曲があったり、シンセ使ったりでそれなりに楽しめました。新譜が出るんでしょうか、その1stシングルといっていた(と思われる)曲は始まったとたんに終わるようなそれこそ30秒くらいしかない曲で、観客も唖然としていました。

そしてメインの
Superchunkです。オープニングはSong for Marion Brown。新譜からの曲です。いやぁ、意外や意外、めっちゃハードですね。そして、最近MTVでも時々流れるWatery Hands。実はこの曲、ビデオでも結構気に入っててその中のmoogシンセの音が結構いい味出してるのでどんなもんかと聴きたかったんですが、なんのなんの。ギターその他の音にかき消されて何もきこえませんでした。(ステージの端でサポートの前座バンドの人が弾いていたのは分かったんですが、他の音が余りにはげしすぎて何もきこえませんでした。その後、数曲やった後に私のお気に入りの曲、おとなしめのMarqueeでちょっと休憩。その後また突っ走るような感じで最後まで。

いやぁ、ほんとに予想を越えるくらいハードな演奏にびっくらこいてしまいました。アンコールではなんかのカバーともう
1曲やりましたが、どちらももうハードコアと行っていいほど激しかったです。このバンドをへなちょこバンドらしくしているのは何といってもあのボーカルでしょうね。人力moogシンセといっていいような何とも高くくせのある声。それでいて、歌ってるときは首に青筋立てるぐらいにがんばってる。そう、そしてこのバンド、ほんと楽しそうに演奏してますね。特にデイブグロールとジョンスペを足して2で割ったようなドラム君はすごく激しく、そして活き活きとドラムをたたき、ちょっと濃い目の顔をしたベースの女の子はこれまたほんとにかわいくぴょんぴょん跳ねまわって楽しそうにベースを弾いてます。ギターの二人も所狭しとはねまくってほんとに楽しそうでした。こういうライブを見てるとほんとにこっちまで楽しくなってきますね。しかし、まさかSuperchunkのライブでモッシュに近い状態ができるとは思ってませんでしたが、それにもまして途中でステージに上がり客席にダイビングしていったやつ、ほんとに大丈夫かな?だれも受け止めてなかったみたいだけど。。。