■ Biography

Mac McCaughan - guitar, vocals(写真:右)
Jim Wilbur - guitar and backing vocals(写真:中央左)
Jon Wurster - drums, backing vocals(写真:中央右)
Laura Ballance - bass, backing vocals(写真:左)
 Superchunkは1989年にNorth Carolina州Chapel Hillで、Mac McCaughan(guitar and vocals)、Laura Ballance(bass)、Chuck Garrison(drums)、Jack McCook(guitar)の4人で結成。数枚のシングルを自身のレーベルMergeからリリースした後、創立間もないMatadorと契約を交わした。
McCookは結成時からのメンバーだったが、1stアルバム「Superchunk」リリース後、ソフトボールの審判になりたいという理由でバンドを脱退。McCookの代わりにギターとしてメンバーに加わったのはコネチカット州生まれのJames Wilburだった。
その後、多くのツアーやレコーディングをこなし、1991年にはSteve Albiniによって「No Pocky For Kitty」をレコーディング。しかし、このアルバムのリリース数週間前にChuckはバンドを脱退してしまう。そして、地元で窓掃除をしていたJon Wursterがメンバーに加わり、現在のラインナップとなる。
Matadorからの最後のアルバム「On The Mouth」をリリースした後は、自分達のレーベルMergeからレコードをリリースするようになる。アルバム「Foolish」では、バンドスタイルを転換し、絶賛され、1995年の夏に2枚目のシングルコンピレーションとなる「Incidental Music」をリリース。(1枚目は1992年の「Tossing Seeds」) この中には今では入手困難なレアトラックも多数含まれている。1995年にリリースされた「Here's Where the Strings Come In」は Boston の Fort Apache Studios でレコーディングされ、シングル「Hyper Enough」は地味ながらもヒットを放つ。
しばらくのブランクと限定EP「The Laughter Guns」のオーストラリアツアーを経て、Indiana州BloomingtonのEcho Park StudiosでプロデューサのJohn Plymale共に「Indoor Living」のレコーディングが開始される。このアルバムでSuperchunkはピアノやオルガン、ビブラフォンといった新しい音を取り入れて、サウンドの幅を広げている。そして、このアルバムは彼らのアルバムの中でももっとも冒険的で、同時にもっとも親しみやすいアルバムとなっている。
そして、1999年。7枚目となるアルバム「Come Pick Me Up」がリリースされる。このアルバムはSuperchunk、そして同時にMergeレーベルの10周年記念の一部として作られた。4人はChicagoの Electrical Audio Studios で伝説的なアブストラクトポップのパイオニアであるJim O'Rourkeと共にレコーディングした。「Foolish」で始まった彼らのサウンドは「Indoor Living」以上に幅が広がり、新しい創造性の領域へと踏み出して行った。ストリングスやホーンを取り入れ、スタジオの専門知識を貸してくれたJim O'Rourkeを選んだのは大正解だった。Chapel HillのKinko(アメリカのコピー屋さん)で働いていた日々から長い道のりを経てようやくここまでたどり着いたのである。
参考 - Merge Records HP